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執筆者の写真Hitomi Sonare 

CDレビュー「コモリズム」小森陽子 Yoko Komori

私は音を歌うより聴く方が何倍も大好きなタイプで、今回は聴き手としてCDレビューに挑戦してみます✨


これこそ小森陽子ワールドと言える本作は2022年6月にリリースされたCD。九州を中心に活躍する人気ピアニスト小森陽子さんの初リーダー作品で、メンバーは小森陽子(ピアノ)、丹羽 肇(ベース)、藤山E.T.英一郎(ドラム)のトリオです。


⭐️1曲目「あんたがたどこさ」九州生まれの人は知らない人がいない童歌。1曲目からやられた!とつい叫んでしまうようなアレンジ。特に中間の小森さんと藤山さんの掛け合いは、とても粋でオシャレ。聴いていてワクワクします。

⭐️2曲目「Double Stars Melancholy」小森さんのオリジナル。最初のフレーズを聴いた瞬間になんだか懐かしいサウンドに包まれます。伝統的なジャズスタイルをここまでストレートに演奏されてしまうと素直に体が動いて呑み込んでしまいます。

⭐️3曲目「よろこびの歌〜ベートーベン交響曲9番より〜」年末に聴く世界的にも知られた名曲です。軽快なリズムに乗せて様々な“よろこび“を表現しています。特にラテンのリズム展開。私は大好物です。

⭐️4曲目「Let it be」ビートルズの楽曲。丹羽さんのベースソロのメロディーが歌うように丁寧に演奏されていて、それを支える小森さんの演奏がまるで歌伴のよう。

⭐️5曲目「Luciano」小森さんのオリジナル。小森さんにラテンのイメージがなかったので今回最も驚いた楽曲です。気取らないけど艶っぽさがあって、このトリオの良さが上手く滲み出ています。

⭐️6曲目「おとう賛歌」小森さんのオリジナル。優しいピアノの音が心地良い日差しのようで、ポカポカの陽気に縁側で聴きたくなるような幸をいただける曲です。

⭐️7曲目「燃えるジャズ女子」小森さんのオリジナル。ノリノリのリズムの中で格闘し、笑顔でピアノを弾いている小森さんの顔が勝手に浮かんで、こちらもつい微笑んでしまう曲です。


私の目標でもある、日本人にしか成し遂げられないジャズを体現しているアルバム😊

皆様もぜひ聴いてみてくださいませ。



追憶

小森さんことコモちゃんは、私が福岡に住んでいた時代にジャズに目覚めさせてくれた方で優しく厳しい尊敬する先輩です。一緒に練習していた日々が大切な想い出で私の青春でした。私がジャズを歌っているのも彼女のお陰と言っても過言ではありません。


❤️LOVE❤️ Hitomi Sonare




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